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⾵邪症状

⾵邪症状

風邪症状について

風邪症状について

風邪は鼻やのどなどの上気道に起こる急性の炎症で、医学的には「急性上気道炎」と言います。主にウイルス感染により発症し、年間を通じて見られますが、特に季節の変わり目や空気の乾燥する冬場に多く発生します。

多くの風邪は自然に治癒しますが、症状が長引く場合や重症化する場合は、他の疾患の可能性も考慮する必要があります。特に高齢者や基礎疾患をお持ちの方は、早めの受診をおすすめします。

こんな症状ありませんか?

  • のどの痛み、イガイガ感、声がかすれる
  • 鼻水、鼻づまり、くしゃみが続く
  • 咳、痰が出る、息苦しさを感じる
  • 発熱、悪寒、体のだるさがある
  • 頭痛、関節痛、筋肉痛を伴う
  • 食欲不振、吐き気がある など

風邪の経過と特徴

典型的な経過

風邪の症状は通常、ウイルス感染から1~3日後に現れ始めます。初期はのどの違和感や鼻の症状から始まり、その後咳や全身症状が加わることが一般的です。多くの場合、7~10日程度で自然に改善します。

症状の変化

初期(1~3日目)はのどの痛みや鼻症状が中心で、中期(4~6日目)には咳や痰が増え、後期(7日目以降)は徐々に症状が軽快していきます。ただし、咳だけは2~3週間続くこともあります。

風邪と間違えやすい疾患

インフルエンザ

急激な高熱(38℃以上)、強い全身症状(筋肉痛、関節痛)が特徴です。風邪より症状が重く、感染力も強いため、早期の診断と治療が重要です。

新型コロナウイルス感染症

発熱、咳、倦怠感などの風邪症状に加え、味覚・嗅覚障害などを伴うことがあります。無症状や軽症のこともあるので、検査による鑑別が必要です。

アレルギー性鼻炎

くしゃみ、鼻水、鼻づまりが主症状ですが、発熱や全身症状は伴いません。季節性(花粉症)と通年性があり、まずは検査でアレルギーの原因(アレルゲン)を特定することが大切です。

扁桃炎

のどにある口蓋扁桃が炎症を起こす病気です。細菌やウイルス感染が原因で、特に溶連菌が関連することが多いです。のどの強い痛みと扁桃の腫れ、口臭などが特徴です。

当院での診療

今福つるみ内科皮フ科クリニックでは、風邪症状の患者様に対して適切な診療を提供しています。専門医による的確な検査・診断の上で、適切な治療をご提案いたします。

発熱外来について

当院では発熱患者様専用の診察スペースを設けており、他の患者様との接触を避けながら診療を受けていただけます。新型コロナウイルスやインフルエンザの迅速検査も実施しており、結果に応じた適切な治療を行います。

発熱がある場合は、事前にお電話でご連絡いただければ、スムーズに受診できるようご案内いたします。

治療について

対症療法

風邪の原因となるウイルスに対する特効薬はないため、症状を和らげる対症療法が中心となります。解熱鎮痛薬、咳止め、去痰薬、鼻炎薬などを症状に応じて処方します。

なお、ウイルス性の風邪に抗菌薬は効果がありません。細菌感染の合併が疑われる場合のみ、適切な抗菌薬を処方します。

安静と栄養補給

治療中は十分な休養と睡眠をとり、体力の回復を図ることが重要です。消化の良い温かい食事を心がけ、ビタミンCを多く含む果物や野菜を摂取しましょう。

なお、注射・点滴療法による栄養補給が、回復促進に効果的なこともあります。当院でも実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

受診の目安

風邪症状がある時には我慢せずに受診してください。特に以下のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 38℃以上の高熱が3日以上続く
  • 激しい頭痛、胸痛、呼吸困難がある
  • 意識がもうろうとする
  • 水分が摂れない、尿が出ない
  • 症状が1週間以上改善しない
  • 基礎疾患があり症状が悪化している など